米IBM、第3四半期売上高が予想下回る 分離予定の事業が低調

Reuters

発行済 2021年10月21日 06:47

更新済 2021年10月21日 08:55

[20日 ロイター] - 米IBMが20日に発表した第3・四半期(9月30日まで)決算は、売上高が市場予想を下回った。マネージド・インフラストラクチャー・サービス事業での受注が来月の事業分離を控え減少した。

株価は引け後の取引で4%安。

カバノー最高財務責任者(CFO)は「マネージド・インフラストラクチャー事業の分離日を公表したことで、顧客が9月末に全ての新規プロジェクト活動を停止し、その影響を受けた」と述べた。

グローバル・テクノロジー・サービス部門の売上高は4.8%減の61億5000万ドル。またシステム事業の売上高は、製品サイクルの終了が近づくにつれて需要が減少し、12%減少した。

リフィニティブのデータによると、クラウド・コグニティブ・ソフトウエア部門では、売上高が2.5%増の56億9000万ドルだったが、アナリスト予想の57億7000万ドルには届かなかった。