アリババ馬氏、スペインのマヨルカ島で目撃 当局締め付け軟化の観測

Reuters

発行済 2021年10月21日 11:20

[マヨルカ(スペイン) 20日 ロイター] - 中国電子商取引大手アリババグループの創業者、馬雲(ジャック・マー)氏が、自分の豪華ヨットを停泊させているスペインのマヨルカ島に姿を現したと20日付の同国2紙が報じた。中国当局との関係が昨年に悪化して以来、同氏は公の場からおおむね姿を消しており、それ以来、海外で目撃されたのは初めて。

地元紙ディアリオデマジョルカによると、馬氏は19日にアンドラッチ港の店で室内装飾品を購入していた。ヨットはここ数日、島の北西側を航行していて、19日にはアンドラッチに入っていた。20日にはサンタポンサ海岸近くに碇を下ろしていた。ロイターのカメラマンは小さなボートがヨットに戻るのは確認したが、馬氏は見つけられなかった。