フェイスブック監督委、著名ユーザーの扱いで透明性向上求める

Reuters

発行済 2021年10月22日 01:14

[21日 ロイター] - 米フェイスブックの独立監督委員会は21日、フェイスブックが特定の著名ユーザーアカウントの扱いについて「十分に情報提供していない」として、透明性の向上を求めた。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは9月に有名人や政治家、その他著名ユーザーが所有する数百万のアカウントが、一部の内部チェックから除外されていると報じていた。

特定ユーザーに対する措置を重ねてチェックするための「クロスチェック」と呼ばれるシステムについて、フェイスブックが透明性を確保していないと指摘。監督委は「フェイスブックは、透明性を高め、ユーザーを公平に扱う必要がある」と述べた。

1月6日の暴動後にトランプ前米大統領のアカウントを無期限停止したことを支持した5月の決定を巡り、フェイスブックが質問されるまでクロスチェックシステムについて言及しなかったと指摘した。