東京製鉄、通期予想を上方修正 鋼材値上げで利益幅拡大

Reuters

発行済 2021年10月22日 16:37

[東京 22日 ロイター] - 東京製鉄は22日、2022年3月期の業績見通しを上方修正し、営業利益を220億円から310億円に引き上げた。鋼材の需給が引き締まるなどし、値上げによる利益幅の拡大を見込んでいる。

同社は、製品の出荷単価が2008年以来となる10万円を超えるとみている。原料や資材の高騰が見込まれるものの、中国が環境対策で鉄鋼生産を抑制して需給バランスが改善、国内では都市の再開発などで来年度に向けて鋼材需要が堅調に推移しそうだという。