再送-UPS決算、利益と売上高が予想上回る 価格上昇が追い風

Reuters

発行済 2021年10月27日 01:45

更新済 2021年10月27日 07:55

(本文3段落目の「フィリニティブ」を「リフィニティブ」に修正しました)

[26日  ロイター] - 米貨物輸送大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)が26日発表した第3・四半期決算は、利益と売上高がともに市場予想を上回った。インターネット通信販売の需要好調を背景に配送料を値上げし、収益性がより高い顧客向けを強化したことが貢献した。

売上高は231億8000万ドルとなり、アナリストの平均予想は225億6000万ドルを超えた。最大市場の米国での売上高が7.4%伸びたことが寄与した。

リフィニティブIBESによると、調整後の営業利益は1株あたり2.71ドルとなり、アナリストの平均予想、2.55ドルを上回った。

同時に通期の調整後営業利益率の見通しを約12.7%から約13%へ引き上げた。米同業フェデックスは約1カ月前に労働力不足を理由に利益見通しを下方修正していた。

ウェルズ・ファーゴのアナリスト、アリソン・ポリニアク・キュージック氏はメモで「ネットワークの効率性や四半期業績への懸念を踏まえると、本日発表された結果と見通しを好意的に捉えている」と述べた。

UPSの株価は取引開始前に4.5%上昇。フェデックスは1.6%上がった。