Reuters
発行済 2021年10月27日 19:24
更新済 2021年10月27日 19:45
[東京 27日 ロイター] - 日立製作所は27日、2022年3月期の連結営業利益見通しを前期比46%増の7230億円と発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた前期に比べれば大幅増益となるが、半導体不足などによる自動車の減産が響き、期初計画から小幅に下方修正した。
同社の当初計画は7400億円、IBESがまとめたアナリスト19人の予想平均額は7558億円だった。
同社の試算によると、半導体不足が今期業績に及ぼす影響額は、通期売上高で1800億円、営業利益で700億円のマイナス。原材料の高騰も、通期で営業利益を800億円押し下げる見通しだという。
会見した河村芳彦CFOは、顧客の自動車メーカーから生産回復に関する通知は現時点でないとして、半導体不足の影響は「第2四半期より第3四半期に、より強く出ると見ている」と述べた。ただ、半導体各社は増産を進めているため「来年の今ぐらいには需給が緩むとみている」という。
が書いた: Reuters
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