ボーイング、第3四半期は赤字 787型機や宇宙船巡り費用計上

Reuters

発行済 2021年10月27日 23:57

[27日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングが27日発表した第3・四半期決算は赤字となった。飛行機旅行が回復する中、主力の小型旅客機「737MAX」の引き渡しが増加し、航空機サービス収入も堅調だったが、製造上の問題が発覚した中型旅客機「787ドリームライナー」や宇宙船「スターライナー」の打ち上げ延期などにかかる費用が影響した。

787ドリームライナーの製造上の問題を巡っては、検査や修理のために約10億ドル(第3・四半期では1億8300万ドル)の費用が発生。スターライナーについては8月の打ち上げ延期やその要因となったバルブ問題の解消に1億8500万ドルの費用がかかったという。

第3・四半期の純損益は1億3200万ドルの赤字(前年同期は4億6600万ドルの赤字)となった。ただ、調整後のコア営業損益は5900万ドルの黒字だった。

売上高は8%増の約153億ドルとなった。