Reuters
発行済 2021年10月28日 15:44
更新済 2021年10月28日 19:27
[東京 28日 ロイター] - ソニーグループは28日、2022年3月期の連結営業利益見通しを1兆0400億円と発表した。テレビの販売増や映画のライセンス収入など幅広い分野で好調を維持する見通しだという。
従来予想は9800億円、IBESがまとめたアナリスト24人の予想平均値は1兆0275億円だった。
部門別で営業利益計画の上方修正幅が最も大きかったのは、エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(EP&S)分野。1900億円と8月予想から200億円増える。半導体不足でデジタルカメラの販売が伸びず、部門売上高は前回見通しから小幅に減るものの、テレビの販売増やコスト削減が利益を押し上げる。
映画部門の営業利益見通しも1080億円と、前回予想から180億円積み増し。米国を中心に大型作品の劇場公開が再開されてきたことに加え、ファミリー向け作品を動画配信事業者へのライセンスに切り替えて収益化したことも寄与した。
PS5を含むゲーム&ネットワークサービス分野は、8月時点の予想を据え置いた。前期の「巣ごもり需要」が一巡したことでPSユーザーの総プレー時間は前期比17%減となったが、追加コンテンツ販売が引き続き好調だった。
一方、PS5の販売台数は第2・四半期に想定以上に減速。通期の販売目標は変更していないものの「世界的な物流の混乱、半導体を中心としたデバイス供給制約の影響が大きくなってきた」(十時裕樹CFO)という。
が書いた: Reuters
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