Reuters
発行済 2021年10月28日 16:42
更新済 2021年10月28日 17:01
[東京 28日 ロイター] - ソニーグループの十時裕樹CFOは28日の会見で、半導体受託生産で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の日本工場立ち上げに協力する方針を明らかにした。出資等に関しては明言を避けたが、現在検討中だとしている。
十時氏は「TSMCや経済産業省と協議し、同社の日本工場を(ソニーの)ロジックウエハーの調達先に加えること、新工場の立ち上げに協力することなどについて検討している」と述べた。
また「TSMCとのパートナーシップをよ一層強め、深めることも大いに意義があると考えている。この件は引き続き検討を協議中」であることも明らかにした。
記者団から新工場への共同出資等の可能性を問われると「具体的な出資や金額といったものは、現在包括的な検討協議をしている段階」とのみ話した。
TSMCの日本進出に関しては「半導体の安定供給は日本の産業界全体にとってもいいこと。われわれとして協力できることは協力する。詳細は現在協議中の点も多いので、決まったら速やかに説明する」としている。
TSMC日本工場は22年着工、24年後半の稼働を目指している。
が書いた: Reuters
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