ブロードリーフ---サブスク化進展し3Q減収なるも、DXソリューションやSaaSなど月額ストック売上が増加

Fisco

発行済 2021年11月09日 14:19

更新済 2021年11月09日 14:30

ブロードリーフ (T:3673)は8日、2021年12月期第3四半期(21年1月-9月)連結決算(IFRS)を発表した。
売上収益が前年同期比2.3%減の151.81億円、営業利益が同18.2%減の23.42億円、税引前利益が同16.9%減の23.40億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同19.6%減の15.00億円となった。


当第3四半期累計期間においては、業務ソフトウェアの販売に加え、グループウェアをはじめとしたDXソリューションを拡充し、顧客のDX推進を支援した。
また、業務ソフトウェア販売における月額サブスクリプション契約への転換を進め、導入時の利便性を向上させることで、より多くの顧客に同社の業務ソフトウェアを採用してもらうことを目指した。
月額サブスクリプション契約への転換は、同社グループの売上収益を安定化させるだけでなく、中長期的な成長をもたらすとしている。
しかし、当第3四半期累計期間は転換の初期段階にあることから、売上収益の低下要因となった。
一方で、顧客のDX推進を支援するための提案力を強化し、DXソリューション売上に加えて業務ソフトウェアの付帯サービスであるネットワーク利用料や保守サービス料など、各種の月額売上が増収となった。
また、コスト面においては、次世代版業務ソフトウェアの開発投資を継続するとともに、ウェビナー開催などのオンラインプロモーションを積極化した。


売上区分別の状況としては、プラットフォームが前年同期比9.6%増の84.93億円、アプリケーションが同14.2%減の66.87億円となった。


2021年12月通期については、売上収益が前期比3.8%減の203.50億円、営業利益が同37.1%減の26.00億円、税引前利益が同32.5%減の25.80億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同33.5%減の16.40億円とする、7月28日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。



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