ワクチン3回目接種は12月1日開始、新変異株への効果確認には数週間=官房長官

Reuters

発行済 2021年11月29日 17:37

[東京 29日 ロイター] - 松野博一官房長官は29日午後の会見で、新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種は12月1日から行うとの見通しを示した。新型コロナウイルスの新変異株であるオミクロン株に対するワクチンの効果の確認については、ファイザーとモデルナから数週間以内に一定のデータが報告されると合わせて述べ、オミクロン株への効果とは切り離して3回目接種を実施する意向であることをにじませた。

松野官房長官は、オミクロン株に対応するワクチンの効果については「ファイザー社やモデルナ社は、すでにワクチン接種者の血液を用いた確認を開始し、数週間以内に一定のデータを得る予定と聞いている」と説明。ファイザーを含めたメーカーのワクチン供給のタイミングなどの詳細は企業との関係もありコメントできないとし、「必要なワクチンを確保できるよう努めていく」と述べた。