フェイスブック、消費者団体による訴訟が可能=欧州司法裁法務官

Reuters

発行済 2021年12月02日 19:50

[ブリュッセル 2日 ロイター] - 欧州司法裁判所の法務官は2日、消費者団体がプライバシー侵害で米フェイスブックを提訴することができるとの判断を示した。

ドイツのオンラインゲームを巡る訴訟で見解を示したもので、欧州連合(EU)加盟国で同様の訴訟が起こされる可能性がある。

法務官は「加盟国は、消費者保護団体が個人情報保護の侵害を巡って代表訴訟を起こすことを容認できる」と表明。EU一般データ保護規則(GDPR)に直接由来する権利の侵害が対象になるとの見解を示した。

メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)の広報担当は「法務官の見解を分析する。GDPRの範囲とプロセスに関する法的な明確性が重要であり、欧州司法裁判所が今回の訴訟で提起された問題を考慮していることを嬉しく思う」と述べた。