日経平均は続落、米CPI発表などを前に売り、引けにかけ下げ幅拡大

Fisco

発行済 2021年12月10日 15:56

日経平均は続落。
9日の米国市場でNYダウは6セント安とほぼ横ばいで終了した。
翌日の11月消費者物価指数(CPI)の発表を前にハイテク株が下落して相場の重しとなった。
本日の東京市場では米ハイテク株安の流れを引き継いだほか、先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ売買もあり、日経平均は182円安からスタート。
朝方こそ下げ渋る場面があったものの、米CPI発表や来週の米連邦公開市場委員会
(FOMC)を前に利益確定売りに押される銘柄が多く、引けにかけて下げ幅を広げた。


大引けの日経平均は前日比287.70円安の28437.77円となった。
なお、先物・オプション12月物のSQ値は28523.30円。
東証1部の売買高は11億1409万株、売買代金は2兆6680億円だった。
業種別では、サービス業、精密機器、ゴム製品が下落率上位で、その他も全般軟調。
上昇したのは金属製品のみだった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の74%、対して値上がり銘柄は22%となった。


個別では、リクルートHD (T:6098)が5%の下落。
凸版印 (T:7911)による同社株の売出し観測が報じられた。
子会社による「GoToトラベル」補助金の不正受給の疑いを公表したH.I.S. (T:9603)は14%超の下落。
その他売買代金上位ではレーザーテック (T:6920)
の下げがやや目立ち、ソフトバンクG (T:9984)、東エレク (T:8035)、ファーストリテ (T:9983)、ソニーG (T:6758)も軟調だった。
また、H.I.S.が東証1部下落率トップとなったほか、決算発表のグッドコムA (T:3475)やラクスル (T:4384)も下落率上位に顔を出した。
一方、前日売られた日立 (T:6501)が2%の上昇となり、任天堂 (T:7974)や川崎船 (T:9107)
は小じっかり。
凸版印は投資有価証券売却益の計上を発表して買われ、日立物流 (T:9086)は日立の保有株を巡る報道を受けて後場急伸。
また、業績上方修正のアクセル (T:6730)
や印企業への追加出資を発表したGunosy (T:6047)が東証1部上昇率上位に顔を出した。

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