日経平均は大幅続伸、600円超高で29000円台回復、FOMC通過で

Fisco

発行済 2021年12月16日 15:57

日経平均は大幅続伸。
15日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反発し、383ドル高となった。
連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和の縮小(テーパリング)を加速することが決まり、来年の利上げ見通しについては従来の1回から3回に増えた。
ただ、おおむね想定内と受け止められて買い優勢となった。
本日の日経平均はこうした流れを引き継いで408円高からスタートすると、朝方には29000円台を回復。
その後売りが出て伸び悩む場面もあったが、引けにかけて強含み、この日の高値圏で取引を終えた。


大引けの日経平均は前日比606.60円高の29066.32円となった。
終値で29000円台に乗せるのは11月25日以来。
東証1部の売買高は10億5352万株、売買代金は2兆6517億円だった。
業種別では、海運業、精密機器、鉱業が上昇率上位で、その他も全般堅調。
パルプ・紙のみ小幅に下落した。
東証1部の値上がり銘柄は全体の77%、対して値下がり銘柄は19%となった。


個別では、郵船 (T:9101)、川崎船 (T:9107)、商船三井 (T:9104)といった海運株が揃って大きく上昇。
一部証券会社の目標株価引き上げが観測された。
その他売買代金上位もトヨタ自 (T:7203)、東エレク (T:8035)、ファーストリテ (T:9983)など全般堅調で、レーザーテック (T:6920)やOLC (T:4661)の上げが目立った。
米中関係の悪化懸念から中国アリババ集団などが下落し、ソフトバンクG (T:9984)はやや伸び悩み。
増配を発表したキヤノン (T:7751)は6%超上昇した。
また、新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書を公表した大末建 (T:1814)、決算発表のギフト (T:9279)などが東証1部上昇率上位に顔を出した。

一方、日経平均採用銘柄では新生銀 (T:8303)が7%の下落。
今期黒字見通しを示したパーク24 (T:4666)は朝高後にマイナス転換した。
また、やはり前日に通期決算発表したプロレド (T:7034)やオハラ (T:5218)が東証1部下落率上位に顔を出した。

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