米国発着便と国内便、27日も約1000便欠航 コロナに加え悪天候も影響

Reuters

発行済 2021年12月28日 00:07

更新済 2021年12月28日 03:54

[27日 ロイター] - 米国の航空会社が27日に米国発着便および国内便約1000便を欠航にしたことが、航空機の運航状況を追跡するウェブサイト「フライトアウェア」の集計で分かった。国内で新型コロナウイルスのオミクロン変異株による感染が拡大していることに加え、一部地域が悪天候に見舞われていることが響いた。

フライトアウェアによると、27日正午ごろまでに合計969便が欠航になった。

26日には同1300便以上が欠航。クリスマスイブは700便近く、クリスマス当日は997便が欠航となっており、遅延便も多発していた。

感染拡大に伴い、航空会社はパイロットや客室乗務員の隔離を必要とする航空便のキャンセルを余儀なくされているほか、一部の地域では悪天候が旅行者の懸念につながっている。

デルタ航空、ユナイテッド航空、サウスウエスト航空、アメリカン航空の株価は序盤の取引で2.5─3.7%安。

サウスウエスト航空は27日に予定していた3600便のうち約50便を天候上の理由によりキャンセルしたと発表した。デルタ航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空は現時点でロイターのコメント要請に応じていない。

オミクロン株の感染拡大を受けた規制強化懸念を背景に他の旅行関連株も売られている。