フォックスコンの印iPhone工場、12日に再開へ=地元議員

Reuters

発行済 2022年01月10日 17:10

更新済 2022年01月10日 23:11

[チェンナイ 10日 ロイター] - 従業員の抗議活動で稼働停止している富士康科技集団(フォックスコン)のインド南部のiPhone組立工場について、地元州議員は12日に再開する見通しを示した。

台湾の電子製品受託生産大手、鴻海精密工業傘下の富士康科技のタミルナドゥ州チェンナイ近郊の工場では昨年12月、従業員250人以上が食中毒となったこと受けて抗議行動が起き、同18日に稼働を停止。アップルが従業員宿舎や食堂を調査したところ一部が基準を満たしていない判明し、工場を監視対象とした。

タミルナドゥ州議員によると、7日の議会で、工場は12日に再開する予定との説明が州政府側からあった。

アップルは10日、フォックスコンの工場はまだ監視下にあり、外部監査人と協力し従業員宿舎などの環境モニタリングを継続していくとし「宿舎や食堂が基準を満たしたことを確認し次第、従業員は徐々に復帰する予定」と述べた。

フォックスコンは、再発防止に向け一連の是正策を実施し、従業員があらゆる懸念を提起できるよう厳格なモニタリングシステムを導入したと説明した。