みずほFGの次期社長に木原氏、「企業風土を大胆に変革」

Reuters

発行済 2022年01月17日 15:29

更新済 2022年01月17日 19:18

[東京 17日 ロイター] - みずほフィナンシャルグループ(FG)の次期社長に就任する木原正裕執行役(56)は17日の記者会見で、一連のシステム障害を起こした同グループは「正念場にある」との認識を示した上で、再発防止のために「企業風土を大胆に変革していきたい」と語った。同社は、坂井辰史社長の体調不良を踏まえ、4月1日と発表していた交代時期を2月に前倒しする。

みずほFGは17日、システム障害を受け引責辞任する経営陣の後任人事を発表した。佐藤康博会長(69)の後任には、4月1日付で今井誠司副社長(59)を充てる。

みずほFGは同日、金融庁に業務改善計画を提出した。システム安定稼働に向けた追加の人員配置やシステム障害分析力の向上、デジタルデバイスの追加配布などを計画に盛り込んだ。

木原次期社長は「(社長として)課せられた使命はシステム、業務の安定稼働の確保」だと述べた上で、業務改善計画を日常に定着させていくことが重要だと説明した。