再送三菱UFJ銀の当座預金、一部にマイナス金利適用 同行として初

Reuters

発行済 2022年01月17日 16:48

更新済 2022年01月17日 20:27

(一部の表記を修正しました。)

[東京 17日 ロイター] - 三菱UFJ銀行が日本銀行に預けている当座預金の一部にマイナス金利が適用されたことが17日、分かった。マイナス金利の適用は三菱UFJ銀では初めて。同行の広報担当者は適用対象となる残高について「3000億円程度」と述べている。

日銀の当座預金は、プラス0.1%が付く「基礎残高」、金利ゼロ%の「マクロ加算残高」、マイナス0.1%の金利が付く「政策金利残高」の3階層に区分されている。基礎残高とマクロ加算残高の合計を超える金額が政策金利残高として扱われ、マイナス金利が適用される仕組み。

三菱UFJ銀によると、企業の余剰資金増加や政府による家計への給付金などで、円預金が貸し出しを上回るスピードで増加したという。同担当者は「これが常態化するかはまだ分からない」としている。