再送(19日配信記事)ユニリーバ、提示額引き上げず事実上断念 GSKの大衆薬部門買収

Reuters

発行済 2022年01月20日 02:31

更新済 2022年01月20日 16:45

(本文末から2番目の段落で、ファイザーの出資先がグラクソ・スミスクラインの大衆薬部門であることを明確にして再送します。)

[19日 ロイター] - 食品・日用品大手ユニリーバは19日、英製薬グラクソ・スミスクライン(GSK)の一般医薬品(大衆薬)部門に対する買収計画を事実上断念した。GSK側がいったん拒否した提示価格を引き上げない方針を表明した。

ユニリーバの米上場株は10.1%急伸。GDKは2.8%下落した。

ユニリーバは500億ポンド(680億ドル)で買収を提案。GSKは「根本的に過小評価している」として買収案を拒否。2022年半ばに同部門を上場させる計画を堅持し、事業の業績見通しを引き上げている。

ユニリーバは発表文書で、これらの点を考慮したものの「基本的な価値に対する当社の評価を変えるものではないと判断した」と説明した。

GSKの広報担当者は、同社は株主価値の最大化に注力しており、大衆薬事業の将来性と潜在性に非常に自信を持っていると述べた。