Reuters
発行済 2022年01月20日 09:32
[サンパウロ 19日 ロイター] - 10月のブラジル大統領選でボルソナロ大統領の支持率を上回っているルラ元大統領(76)は19日、ブラジルは財政規律よりも貧困減少と平等を優先課題にすべきとの見解を示した。
ルラ氏は記者会見で、憲法が定める支出上限を犠牲にしてでも、社会保障のための予算を拡大しなければならないと指摘。「支出上限でなく不平等を優先課題としなければならない。貧困者を予算で支援し、富裕者に課税しなければならない」と述べ、企業の利益と配当への課税を支持する労働党の立場に言及した。
ルラ氏は2003─10年に大統領を務め、当時推進した社会保障政策により数百万人が貧困を脱した。収賄罪で有罪判決を受け投獄されたが、後に判決が無効となり再選出馬が可能となった。
大統領選では右派のボルソナロ氏との一騎打ちが予想されているが、双方とも正式に立候補を表明していない。
が書いた: Reuters
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