EXCLUSIVE-ルノー・日産・三菱自、EV投資3倍に 30車種以上投入=関係者

Reuters

発行済 2022年01月24日 07:19

更新済 2022年01月24日 09:00

[23日 ロイター] - 仏ルノー、日産自動車、三菱自動車の3社連合が、電気自動車(EV)の共同開発投資を従来の3倍に引き上げることが分かった。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。新興メーカーとの競争激化やEV需要拡大見通しを背景に、協力関係を深める。

関係者によると、3社連合は27日に今後5年間でEV開発に200億ユーロ(230億ドル)強を投じると表明する。2030年までに、5つの共通プラットフォーム(車台)を使って30余りの新型EVを投入することを予定している。これまで3社連合が投資した100億ユーロに上乗せする形だ。

日産の広報担当者は、憶測にはコメントしないと述べた。ルノー、三菱自の広報担当者はコメント要請に回答していない。

共通の車台は、30年までに各社が開発・発売するEVの90%をカバーする見込み。今のところ4つを開発済み、あるいは一部開発が進んでいる段階で、さらに5つ目をルノーが設計する小型EV用に導入する方針だ。