ビットコイン、ウクライナ情勢懸念で一時半年ぶり安値 終値は2.5%高

Reuters

発行済 2022年01月25日 00:00

更新済 2022年01月25日 07:00

[ニューヨーク/ロンドン 24日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)ビットコインBTC=BTSP>が24日の取引で約9%下落し、6カ月ぶりの安値を付けた。ロシアによるウクライナ侵攻の懸念で世界的にリスク資産に売りが出た。ただ、その後は買いが入り、ビットコインは上昇に転じた。

終値は2.5%高の3万7250ドル。一時は8.8%安の3万3058ドルと、昨年7月23日以来の安値を更新し、昨年11月に付けた過去最高値の6万9000ドルの半分以下の水準となった。

米国務省は23日、ロシアが軍事行動を取る恐れがあるとして、在ウクライナ大使館職員の家族に出国を命じたと発表。また、米政府職員の自主的な出国を認めたほか、米国民も直ちに国外退避を検討すべきと表明した。

紛争に対する懸念から世界的に株価が下落する一方、ドル相場は上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)を25─26日に控えていることも市場が神経質になる要因になっている。