米PMI、1月は50.8に低下 オミクロン禍で20年7月以来の低水準

Reuters

発行済 2022年01月25日 02:04

[ワシントン 24日 ロイター] - IHSマークイットが24日に発表した1月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.8と、前月の57.0から低下し、2020年7月以来の低水準となった。需要は堅調さを維持したものの、新型コロナウイルス感染再拡大で人手不足が悪化したことなどが重しになった。

指数は50が景気拡大・縮小の節目となる。

受注指数は55.0と、前月の56.6から低下したものの、高水準を維持。IHSマークイットのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「新型コロナのオミクロン変異株の感染拡大で需要よりも生産の方が大きな影響を受けた」としている。

1月は広範な産業で活動が低下。サービス業PMIは50.9と、前月の57.6から低下し、20年7月以来の低水準。市場予想の55.0も下回った。