Reuters
発行済 2022年01月25日 14:09
更新済 2022年01月25日 14:19
[ニューヨーク 24日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラは24日、ワラント(新株引受権)を巡って同社を提訴した米金融大手JPモルガン・チェースを逆提訴した。
JPモルガンは昨年11月15日、テスラから2014年に購入したワラントについて同社が契約変更に応じなかったとして、1億6220万ドルの支払いを求めて同社を提訴した。
JPモルガンは、契約では「重大な企業取引」による影響から保有者を守るために行使価格を引き下げることが認められていると指摘。テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が2018年8月に自社の非公開化を検討しているとツイートし、その後計画を撤回して株価が乱高下したことは、この重大な企業取引に相当すると主張した。
ワラントは2021年6月と7月に失効し、テスラは株式や現金による支払いを行わずデフォルト(債務不履行)を起こしたとJPモルガンは指摘した。
テスラは今回マンハッタン連邦地裁への訴状で、JPモルガンは一方的に契約を変更し、ツイートを受けたテスラ株の急騰によって「濡れ手で粟」を得ようとしたと指摘。1億6220万ドルの要求は、テスラが大きな案件でJPモルガンを起用しなかったことへの復讐だと訴えた。
JPモルガン広報は電子メールで、テスラの主張は事実に反するとコメントした。
が書いた: Reuters
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