インテル、第4四半期売上高は過去最高 供給制約は来年にかけ持続へ

Reuters

発行済 2022年01月27日 06:49

更新済 2022年01月27日 10:45

[26日 ロイター] - 米半導体大手インテルが発表した第4・四半期の売上高は過去最高を更新したものの、併せて公表した第1・四半期の利益見通しは市場予想を下回った。

インテルの株価は時間外取引で当初約3%下落。その後、同社が自社半導体に対する需要とサプライチェーン管理能力に自信を示したことで幾分値を戻した。

ただ、パトリック・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は電話会見で、半導体に対する「前例のない需要」が続く中、供給制約は今年から来年にかけて持続するとの見通しを示した。

また、今年上場を予定している自動運転部門モービルアイのように、他にもスピンオフを行う可能性があると表明。そのプロセスは「順調に進んでいる」と述べた。

第4・四半期の業績は調整後の売上高が195億ドルで、予想の183億ドルを上回った。調整後の1株利益は1.09ドルで、こちらも予想の0.91ドルを上回った。

利益率の高いデータセンター事業の売上高は20%増の73億ドルで過去最高となった。ファクトセットのデータによると、アナリストの予想平均は67億3000万ドルだった。

投資家向け広報を担当するトニー・バロー副社長は業績発表後、ロイターに対し「引き続き全事業にわたって需要が堅調だった。また、当社の生産ネットワークが優れた実行力を発揮し、この厳しい環境下でもその需要に応えることができた」と述べた。