三菱自、円安で通期利益上振れ 半導体不足「来期前半まで続く」

Reuters

発行済 2022年01月31日 19:39

[東京 31日 ロイター] - 三菱自動車の池谷光司副社長は31日、2021年第3・四半期(4─12月期)連結決算のオンライン会見で、22年3月期通期の半導体不足による生産への影響が約10万5000台、営業利益への影響額は約300億円との見通しを明らかにした。半導体不足の解消時期は、来期の「少なくとも前半は今の状況が続く」との見方を示した。通期の業績予想は円安効果で利益は引き上げた。

昨年11月の4─9月期決算では、半導体不足による年間影響台数は9万5000台としていたが、池谷氏は「第4・四半期(1─3月期)に向けて、さらに1万台くらい増える」と語った。