米、台湾のミサイル防衛支援へ機器など売却承認 1億ドル

Reuters

発行済 2022年02月08日 10:59

更新済 2022年02月08日 17:37

[ワシントン/北京 7日 ロイター] - 米国防総省は7日、台湾が保有するミサイル防衛システム「パトリオット」の維持や保守、改良に向けて関連機器やサービスの売却を承認したと発表した。売却額は1億ドルとなる可能性がある。

国防総省の国防安全保障協力局(DSCA)は声明で、国務省による売却承認を受け、米議会に通知したことを明らかにした。売却はワシントンにある台湾の事実上の在米大使館が要請した。

声明では、パトリオットシステムの改良が「受領者の安全保障向上に寄与し、地域の政治的安定や軍事的均衡の維持」などを支援すると指摘。

また「受領者の国防近代化や信頼できる防衛能力の維持に向けた継続的な取り組みを支援することで、米国の国益や経済・安保の利益に資する」とした。