米上院議員2人、テスラに運転機能の「重大な懸念」指摘

Reuters

発行済 2022年02月09日 10:07

[ワシントン 8日 ロイター] - 米民主党の上院議員2人が8日、米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に書簡を送り、政府当局が調査している同社の運転支援機能「オートパイロット」および自動運転機能「FSDベータ版」に関して「重大な懸念」を指摘した。

書簡を送ったのはリチャード・ブルメンサル、エド・マーキー両議員。テスラがFSDベータ版の搭載車について、標識がある交差点で停止せず低速で通り抜けられる設定にしたことを批判。「安全でない運転慣行を促すようなテスラのデザイン選択を憂慮している」とした。

テスラは先週、当局から指摘されてこうした車両約5万4000台のリコールに同意。ただマスク氏は、この機能に「安全上の問題はない」とツイートしている。