シスメックス、ラクス、セレスなど

Fisco

発行済 2022年02月14日 15:45

更新済 2022年02月14日 16:00


(T:6619) WSCOPE 863 +84急伸。
先週末に21年12月期の業績修正を発表。
営業利益は従来予想の12億円から18億円に上方修正、出荷量の増加に加えて、製品輸送のコスト負担を想定より軽減できているもよう。
第3四半期決算時には35億円から12億円にまで大幅下方修正されていたため、決算への警戒感は強まっていたとみられる。
なお、デリバティブ損失額が確定したとして、未定だった経常損益は34億円の赤字見通しとしている。


(T:9517) イーレックス 1640 +165急伸。
先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は79.5億円で前年同期比14.7%増益となり、前期比27.5%減の通期予想に対して順調な推移となっている。
販売電力量の増加で大幅増収となり、市場価格高騰の変動リスクも相対契約による電源およびトレーディング等で影響を低減しているようだ。
レノバの急落につれ安してきた面もあって株価は安値圏にあり、見直しの動きが強まっている。


(T:2681) ゲオHD 1370 +165急伸。
先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は56.6億円で前年同期比27.0%増となり、通期予想は従来の40億円から70億円に上方修正した。
感染症拡大防止のための外出自粛の緩和で2nd STREETの売上が想定以上に良化したほか、高級時計を中心としたラグジュアリー商材のリユース海外卸売りも好調に推移した。
上半期は前年同期比半減の状況だったため、想定外の収益改善はポジティブサプライズに。


(T:3923) ラクス 1911 -482急落。
先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は12億円で前年同期比56.9%減と大幅減益。
積極的な成長投資方針のもと、人件費や広告宣伝費が増加した。
10-12月期も3.1億円で同71.2%減益となった。
想定線とは捉えられるものの、グロース株売りの流れが再度強まってきている中、割高なバリュエーションは許容されにくいとの意識が強いようだ。


(T:7532) パンパシHD 1936 +236急伸。
先週末に第2四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は276億円で前年同期比5.5%増益、第1四半期の同30.7%減からは急回復する形となった。
PB商品比率上昇などによる粗利益率の上昇、販管費の低減などで、ドンキ業態がけん引した。
第1四半期決算後は株価が大きく調整し、通期計画の下振れ懸念なども織り込まれていた中、想定以上の収益回復はポジティブサプライズとして受け止められているもよう。


(T:5108) ブリヂス 4789 -469大幅続落。
米タイヤ大手のグッドイヤーが先週末に急落、前日比27.4%の下落となっている。
決算発表において、2022年上半期には原材料費が最大で8億ドル増加するとの見通しを示したことがネガティブ視された。
原油相場は先週末にかけて一段と上昇していることもあって、明日に決算発表を控える中、同社にもガイダンスリスクが強く意識される状況となっているようだ。


(T:3696) セレス 1502 -400ストップ安比例配分。
先週末に21年12月期決算を発表、営業益は23.1億円で前期比54.0%の大幅増となったが、12月23日に上方修正を発表済み。
一方、22年12月期は14億円で同39.3%減と一転大幅減を見込む。
前期発生の投資有価証券売却益やアーンアウト受取の剥落に加え、マーキュリーを中心とした先行投資などが負担となるもよう。
中小型グロース株安の地合いのなか、大幅減益見通しがマイナス視。


(T:6869) シスメックス 9168 -1662急落。
先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は162億円で前年同期比1.6%増益となり、4-6月期の同2.2倍、7-9月期の同43.0%増に対して、増益率は鈍化する形になっている。
市場コンセンサスも10億円程度下回ったとみられる。
中国での売上高が低迷、昨年の需要増加の反動に加えて、一部地域での大手販売代理店の販売不振などが影響したもよう。


(T:1605) INPEX 1218 +75大幅反発。
先週末のNY原油先物相場は大幅続伸、WTI先物は前日比3.22ドル高の1バレル=93.10ドルまで上昇し、約7年4カ月ぶりの高値を更新して終了している。
ロシアによるウクライナ侵攻への警戒感が高まり、原油需給のひっ迫懸念につながる状況となっているもよう。
原油市況の上昇が最もプラスインパクトにつながるとみられる同社の買い材料とされている。


(T:8035) 東エレク 56580 -570反落。
先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業益は1560億円で前年同期比2.5倍となり、市場予想を200億円程度上振れ。
通期予想は従来の5510億円から5700億円に再度の上方修正、コンセンサスは従来会社計画線水準だった。
先行きの市場見通しに関しても、想定以上に強気の見通しを示しているもよう。
ただ、決算はポジティブながら、本日は株式市場の地合い悪化に押される展開になった。

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