[東京 6日 ロイター] -
日経平均 .N225
前場終値 15167.6 -152.71
寄り付き 15260.00
安値/高値 15145.38─15271.14
東証出来高(万株) 107302
東証売買代金(億円) 10053.25
前場の東京株式市場で日経平均は5日続落。取引時間中で7月18日以来、約2週間半ぶ
りに1万5200円を下回った。ウクライナ情勢に対する懸念の高まりなどを背景に前日
の米国株が急反落した流れを引き継ぎ、東京市場も主力株を中心に売りが先行した。米ス
プリント S.N がTモバイルUS .TMUS.N の買収を断念したと伝えられ、親会社のソフト
バンク 9984.T が売られたことも重し。1銘柄で日経平均を約30円押し下げた。
海外投資家を中心にリスク許容度が低下しており、世界的な株安につながっていると
いう。ミョウジョウ・アセット・マネジメントCEOの菊池真氏は「ウクライナ情勢に対
する警戒感や猛威を振るうエボラ熱など海外要因で麻痺(まひ)していた投資家のリスク
感覚が戻りつつある」と指摘。アジア市場では上海総合指数 .SSEC やハンセン指数<.HSI
>が値下がりしたほか、GLOBEX(シカゴの24時間先物取引システム)での米株先
物もさえず、東京市場での押し目買いの動きは鈍いという。
もっとも「リスク回避的な円高が進んでいないことや、5日続落で短期的な売られ過
ぎ感もあり、底堅さは維持している」(国内証券)という。国内企業業績もおおむね堅調
で相場全般の下値を支えている。調整を強める米国株の底入れを確認しない限り、日本株
を買いにくいとの見方がある一方、「米ダウ .DJI が200日移動平均線に接近し、ダウ
ンリスクが乏しいことを考えると、日経平均1万5000円は下回らないだろう」(ミョ
ウジョウAMの菊池氏)との声も出ていた。
個別銘柄では、トヨタ自動車 7203.T が朝高後に小反落。同社が5日発表した201
4年4―6月期の連結決算で、営業利益が前年同期比4.4%増の6927億円となり、
同期としては7年ぶりに過去最高を更新。北米での好調や原価改善など市場予想を上回る
収益力が評価されたが、買いは続かず、下げに転じた。
一方、東証1部の値上がり率上位にはバンダイナムコホールディングス 7832.T や大
日本スクリーン製造 7735.T 、クボタ 6326.T など好業績銘柄が連なった。
東証1部の騰落数は、値上がり342銘柄に対し、値下がりが1350銘柄、変わら
ずが119銘柄だった。
(杉山容俊)
((※ hirotoshi.sugiyama@thomsonreuters.com)(03-6441-1085)(Reuters Messaging:
hirotoshi.sugiyama.reuters.com@reuters.net))
(( 株式関連指標の索引ページ(日本語表示) JPN/EQ
株式関連指標の索引ページ(英語表示) JPEQUITY01
東証第1部出来高上位30傑 .AV.T
東証第1部売買代金上位30傑 .AM.T
東証第1部値上がり率上位30傑 .PG.T
東証第1部値下がり率上位30傑 .PL.T
東証第1部値上がり幅上位30傑 .NG.T
東証第1部値下がり幅上位30傑 .NL.T
ジャスダック出来高上位30傑 .AVJ.T
ジャスダック売買代金上位30傑 .AMJ.T
ジャスダック値上がり率上位30傑 .PGJ.T
ジャスダック値下がり率上位30傑 .PLJ.T
ジャスダック値上がり幅上位30傑 .NGJ.T
ジャスダック値下がり幅上位30傑 .NLJ.T
日経平均株価 .N225
TOPIX(東証株価指数) .TOPX
TOPIX CORE30 .TOPXC
JPX日経インデックス400 .JPXNK400
日経ジャスダック平均株価 .NOTC
東証マザーズ指数 .MTHR
日経225先物 0#JNI:
SGX日経225先物 0#SSI:
TOPIX先物 0#JTI:
日経225オプション 0#JNI*.OS
東証・大証株券オプションのメニューページ JP/STOCKOP01 ))
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東証出来高(万株) 107302
東証売買代金(億円) 10053.25
前場の東京株式市場で日経平均は5日続落。取引時間中で7月18日以来、約2週間半ぶ
りに1万5200円を下回った。ウクライナ情勢に対する懸念の高まりなどを背景に前日
の米国株が急反落した流れを引き継ぎ、東京市場も主力株を中心に売りが先行した。米ス
プリント S.N がTモバイルUS .TMUS.N の買収を断念したと伝えられ、親会社のソフト
バンク 9984.T が売られたことも重し。1銘柄で日経平均を約30円押し下げた。
海外投資家を中心にリスク許容度が低下しており、世界的な株安につながっていると
いう。ミョウジョウ・アセット・マネジメントCEOの菊池真氏は「ウクライナ情勢に対
する警戒感や猛威を振るうエボラ熱など海外要因で麻痺(まひ)していた投資家のリスク
感覚が戻りつつある」と指摘。アジア市場では上海総合指数 .SSEC やハンセン指数<.HSI
>が値下がりしたほか、GLOBEX(シカゴの24時間先物取引システム)での米株先
物もさえず、東京市場での押し目買いの動きは鈍いという。
もっとも「リスク回避的な円高が進んでいないことや、5日続落で短期的な売られ過
ぎ感もあり、底堅さは維持している」(国内証券)という。国内企業業績もおおむね堅調
で相場全般の下値を支えている。調整を強める米国株の底入れを確認しない限り、日本株
を買いにくいとの見方がある一方、「米ダウ .DJI が200日移動平均線に接近し、ダウ
ンリスクが乏しいことを考えると、日経平均1万5000円は下回らないだろう」(ミョ
ウジョウAMの菊池氏)との声も出ていた。
個別銘柄では、トヨタ自動車 7203.T が朝高後に小反落。同社が5日発表した201
4年4―6月期の連結決算で、営業利益が前年同期比4.4%増の6927億円となり、
同期としては7年ぶりに過去最高を更新。北米での好調や原価改善など市場予想を上回る
収益力が評価されたが、買いは続かず、下げに転じた。
一方、東証1部の値上がり率上位にはバンダイナムコホールディングス 7832.T や大
日本スクリーン製造 7735.T 、クボタ 6326.T など好業績銘柄が連なった。
東証1部の騰落数は、値上がり342銘柄に対し、値下がりが1350銘柄、変わら
ずが119銘柄だった。
(杉山容俊)
((※ hirotoshi.sugiyama@thomsonreuters.com)(03-6441-1085)(Reuters Messaging:
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