UPDATE 2-米国株式市場＝続伸、ウクライナ情勢の緊張緩和への期待で
Reuters
発行済 2014年08月15日 21:04
UPDATE 2-米国株式市場＝続伸、ウクライナ情勢の緊張緩和への期待で
［ニューヨーク １４日 ロイター］ -
（カッコ内は前営業日比）
ダウ工業株３０種（ドル） .DJI
終値 16713.58（＋61.78）
前営業日終値 16651.80（＋91.26）
ナスダック総合 .IXIC
終値 4453.00（＋18.87）
前営業日終値 4434.13（＋44.88）
Ｓ＆Ｐ総合５００種 .SPX
終値 1955.18（＋ 8.46）
前営業日終値 1946.72（＋12.97）
１４日の米国株式市場は続伸。さえない企業決算が相場に影を落と
したものの、ウクライナ情勢をめぐるロシアのプーチン大統領の融和的
な発言を受け、同地域での緊張緩和への期待が広がった。
ダウ工業株３０種 .DJI は６１．７８ドル（０．３７％）高の１万
６７１３．５８ドル。
ナスダック総合指数 .IXIC は１８．８７ポイント（０．４３％）
高の４４５３．００。
Ｓ＆Ｐ総合５００種 .SPX は８．４６ポイント（０．４３％）高の
１９５５．１８。
ロシアのプーチン大統領はウクライナ問題に断固立ち向かう姿勢を
示しながらも、世界からの孤立を避け、戦争や対立を代償にしないとも
表明した。
米国株は海外情勢の緊迫化を尻目に上昇を続けており、Ｓ＆Ｐ総合
５００種が最後に調整局面、つまり高値から１０％以上下落する局面を
迎えてから１０００日以上が経過した。
ダンカン・ファイナンシャル・マネジメントのジェフ・ダンカン社
長は「１０月には米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が量的緩和を止める見通
しだ。市場は長い間調整していないだけに、米成長率が期待に沿わない
との認識が広がった途端に、量的緩和の中止は直ちに相場に悪影響を及
ぼす可能性がある」と語った。
四半期決算がほぼ市場の予想通りだったウォルマート・ストアーズ
WMT.N が０．５％上昇。
ボーイング BA.N は１．７％高。同社は非常に強い旅客機需要が見
込まれると発表し、近く生産拡大の是非を決めると示唆したことが好感
された。
カナダ政府の研究者が開発したエボラ出血熱のワクチンをライセン
ス供与しているニューリンク・ジェネティクス NLNK.O は１１．６％の
急伸。同社の最高経営責任者（ＣＥＯ）がロイターに対し、人間を対象
とする初の安全性試験開始に十分な薬品量が手元にあり、数週間以内に
開始できることを明らかにした。
投資会社バークシャー・ハザウェイ BRKa.N は１．８％上昇し、初
めて２０万ドル台に乗せた。
ネットワーク機器大手シスコシステムズ CSCO.O は２．６％安。第
４・四半期（５─７月）の売上高は予想を上回ったが、第１・四半期に
ついて芳しくない見通しを示したほか、大規模な人員削減計画を発表し
たことが嫌われた。
ＢＡＴＳグローバル・マーケッツのデータによると、すべての米取
引所の合算出来高は約４７億株で、過去５日間の平均である５４億株を
下回った。
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が書いた: Reuters
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