ロシア、黒海で商船2隻を砲撃 日本の会社所有の船被弾

Reuters

発行済 2022年02月26日 03:20

更新済 2022年02月26日 11:18

[ロンドン/東京 26日 ロイター] - ウクライナ当局は25日、ロシア軍の艦艇が黒海で商船2隻を砲撃したことを明らかにした。被弾したのはモルドバ船籍のケミカル船とパナマ船籍の貨物船。ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以降、これで3隻の商船が被弾した。

パナマ船籍の貨物船は「ナムラ・クイーン」で、穀物を積んでウクライナ南部のオデッサ近くの港へ向かっていた。情報会社リフィニティブのデータによると、船主はファイエット・シッピング。ロイターは電子メールでコメントを求めたが、返答を得られてない。

船舶の位置情報などを公開する民間のウェブサイト「ベッセル・ファインダー」によると、愛媛県今治市の日興汽船が船主として登録されている。日興汽船を系列に持つ日鮮海運はロイターの問い合わせに対し、貨物船が被弾したことを認めた。それ以上の詳細は明らかにしなかった。