UBS、ロシア向け投融資「限定的」 制裁で想定外に増加も

Reuters

発行済 2022年03月07日 19:46

[チューリヒ 7日 ロイター] - スイスの金融大手UBSは7日発表した年次報告で、2021年末時点の新興国向け直接的投融資残高が209億ドルで、そのうちロシア向けは6億3400万ドルと明らかにした。ロシア向け投融資は限定的で21年末以降、削減しているが、制裁などの影響を受ける可能性があると説明した。

「ロシア、ウクライナ、ベラルーシ向けのエクスポージャーは現在限定的だ。しかし市場の閉鎖や為替規制、制裁、その他の措置によって、既存取引の決済や担保の処理がしにくくなる恐れがあり、その結果想定外にエクスポージャーが拡大する可能性がある」としている。