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GMOメディア Research Memo(2):GMOインターネットグループのメディア事業統合により業容を拡大

発行済 2022-03-08 16:02
更新済 2022-03-08 16:15
© Reuters.
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■会社概要

1. 会社概要
GMOメディア (T:6180)はインターネット黎明期から一般消費者向けに様々なインターネットサービスを無料で提供し、これらサービスの顧客接点であるメディアを基盤とした広告事業やゲーム事業を中心とする課金事業を手掛けている。
「For your Smile, with Internet.」を企業理念として掲げ、関わるすべての人々にインターネットを通じて「笑顔、ほほえみ、幸福、満足、ここちよさ」を提供していくという想いで事業を展開している。
ポイントサイトやHTML5ゲームプラットフォームのほか、プログラミング教育、美容医療分野でもサービスを運営している。
2020年3月にGMOくまポンを子会社化し、2021年12月期末の連結従業員数は194名(正社員163名、臨時従業員31名)となっている。


2. 沿革
同社の前身はインターネット広告配信技術のベンチャーであるiWeb.com Ltd.(本社:イスラエル)と、電通グループ (T:4324)及びソフトバンクグループ (T:9984)の合弁により2000年10月に設立されたアイウェブ・テクノロジー・ジャパン(株)※で、2001年7月にインターキュー(株)(現 GMOインターネット (T:9449))が資本参加し、その後はGMOインターネットグループのメディア事業を再編しながら、事業展開を進めてきた。


※2000年12月に、(株)電通のほか、電通ドットコム第二号投資事業有限責任組合、(株)サイバー・コミュニケーションズ(現 (株)CARTA COMMUNICATIONS)、ソフトバンク・メディア・アンド・マーケティング(株)(現 SBメディアホールディングス(株))が資本参加し、事業展開を開始した。



2004年3月にGMOインターネットの子会社である壁紙ドットコム(株)(2001年1月設立)と合併し、「壁紙.com」のサービスを取り込み、2005年5月にはGMOメディアアンドソリューションズ(株)からポイントサービス「ポイントメール」(現「ポイントタウン」)事業などを会社分割により承継、社名を現在のGMOメディアに変更した。
2006年6月には若年女性層をターゲットとしたソーシャルメディアサービス「プリキャン革命(現 プリキャン)」を開始し、2009年4月にGMOティーカップ・コミュニケーション(株)と合併し、掲示板サービス「teacup.」事業を承継した。


2010年以降は、スマートフォンの普及によるインターネット業界の変化に対応するため、アプリケーションエンジニアの強化・育成を図り、また、2014年12月に「ポイントタウン」のポイント交換対象としてビットコインを国内で初めて採用するなど新たな取り組みにも積極的にチャレンジしている。
2012年7月にはHTML5ゲームプラットフォーム「ゲソてん」のサービスを開始し、ゲーム分野における広告並びに課金収益モデルを確立している。


また、2017年11月にはEdTech領域への参入を目的に、プログラミング教育ポータルサイト「コエテコ」の運営を開始したほか、2020年3月にはGMOくまポンを子会社化し、美容医療チケット購入サイト「キレイパス」の育成に取り組むなどヴァーティカルメディアを新たな収益事業として育成している。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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