執筆:Sam Boughedda
Investing.com - 水曜日、ほとんど新しい材料がない中で株式市場は急騰し、一方で原油価格は10%以上下落した。
来週の米連邦準備制度理事会(FRB)会合では、数回にわたる利上げがほぼ確実視されているが、投資家は銀行株やハイテク株に再び資金を投入した。ロシアのウクライナでの戦争も続いている。
Amazon.com (NASDAQ:AMZN)、Alphabet (NASDAQ:GOOGL)、Microsoft (NASDAQ:MSFT) などの大型ハイテク株は、ナスダックだけでなくS&P全体の上昇も牽引した。
今週初めに1バレル130ドルまで急騰した原油は、1バレル109ドル近辺まで下落して落ち着き、エネルギー価格の上昇が経済成長を阻害し、旅行やレジャーなどの産業に打撃を与えるという懸念は一部緩和された。
ロシアのウクライナ侵攻後、欧米がロシアでの事業の撤退を表明し、この流れは加速している。下院は、米国政府の機能を維持するための支出法案の一部として、ウクライナに対する約140億ドルの支援パッケージを採決する予定である。
水曜日の市場に影響すると思われる3点をみていきたい。
1. Rivianの決算発表
Rivian Automotive Inc (NASDAQ:RIVN)は、木曜日の引け後に決算を発表する予定だ。Investing.comが追跡しているアナリストによると、最近、驚きの値上げで株主訴訟に見舞われた同社は、売上6054万ドル1株あたり1.65ドルの損失を報告すると予想される。
2. Oracleの決算発表
Oracle Corporation (NYSE:ORCL)も木曜日の市場取引終了後に決算発表を行う。 Investing.comは、売上高105億1000万ドル、1株当たり利益1.18ドルと予想している。
3. 消費者物価指数
木曜日には、米国で消費者物価指数が発表される予定だ。アナリストは2月の消費者物価指数の前月比を0.8%と予測している。