UPDATE 1-中国・香港株式市場・大引け＝続落、中国経済指標控え慎重ムード

(香港株式市場のリポートを追加しました)
［香港　１１日　ロイター］ -
上海総合指数 .SSEC 　　 　前営業日比 売買代金概算
大引け　　　　　2311.679 6.626安 1968.9億元（上海Ａ株）
　　高値　　　　　　2343.595
　　安値　　　　　　2304.602
　　前場終値　　　　2329.066 10.761高 1093.9億元（上海Ａ株）
　寄り付き　　　　2315.732 2.573安
前営業日終値　 2318.305 8.222安 1632.1億元（上海Ａ株）

ハンセン指数 .HSI
大引け　　　　　24662.64 42.72安 709.0億香港ドル
高値　　　　　　24782.95
安値　　　　　　24589.90
前場終値　　　　24732.87 27.51高 348.1億香港ドル
　　寄り付き　　　　24701.73 3.63安
前営業日終値　　24705.36 485.09安 797.2億香港ドル

１１日の中国株式市場は続落して終了した。前場は堅調に推移したが、一連の経済指
標の発表を前に慎重ムードが広がったことから後場は下げに転じた。
上海総合指数 .SSEC は６．６２６ポイント（０．２９％）安の２３１１．６７９。
一時は昨年３月以来の高値を付けた。
大型株中心で深セン上場銘柄を含む滬深３００指数 .CSI300 は８．９７９ポイント
（０．３７％）安の２４２３．４５４。
最近好調だった主要銘柄の一角が利益確定売りに押された。粉ミルク製造大手の内蒙
古伊利実業集団 600887.SS は４．０％安で引けた。９日には年初来高値を付けていた。
上海汽車（ＳＡＩＣ） 600104.SS は１．６％、貴州茅台 600519.SS は１．２％、そ
れぞれ値を下げた。
この日発表された８月の消費者物価指数（ＣＰＩ）は伸び率が予想以上に鈍化し、景
気失速があらためて裏付けられた。
中国では１３日に固定資産投資、鉱工業生産や小売売上高の発表が予定されている。
１５日までにはマネーサプライと融資のデータが発表される見通し。

香港株式市場は５営業日続落。一時上昇していたものの、中国株の下げに追随した。
オバマ米大統領が演説で、シリア領内の「イスラム国」への空爆を承認したと発表し
たことも、アジア市場全般でリスク回避の動きにつながっている。

ハンセン指数 .HSI 終値は４２．７２ポイント（０．１７％）安の２万４６６２．６
４と１カ月ぶりの安値。
ハンセン中国企業株指数（Ｈ株指数） .HSCE は８４．９８ポイント（０．７６％）
安の１万１０３２．９１。

レノボ・グループ（聯想集団） 0992.HK が４．２％急落し、ハンセン指数の下げを
主導した。同社の楊元慶・会長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）が株式の保有を縮小したこと
が背景。
利食い売りでエネルギー株も下落。中国石油天然ガス（ペトロチャイナ） 0857.HK
は１．６％安、中国海洋石油（ＣＮＯＯＣ） 0883.HK は１．２％安、中国石油化工（シ
ノペック） 0386.HK は１．４％安となった。