ロシア、天然ガスのルーブル払い必要と再表明 供給阻害リスク高まる

Reuters

発行済 2022年03月29日 19:24

更新済 2022年03月30日 01:27

[フランクフルト/ロンドン 29日 ロイター] - ロシアのペスコフ大統領報道官は29日、ロシアに対する「経済戦争」で状況が一変したため、天然ガスを購入する外国企業はルーブルを調達してルーブル建てで代金を払う必要があることを理解すべきだと述べた。

報道官は記者団に、天然ガスを無料で輸出することはないと改めて表明。ガス代金の支払いを簡素化し、明確で現実的なものにする計画を策定しており、3月31日までに全ての選択肢をまとめると述べた。

その上で、プーチン大統領が設定した31日のルーブル支払い期限に合わせ、「簡素で分かりやすく、実現可能なシステム」になるよう、大枠の設定作業が進められていると明らかにした。