中国恒大、建設中プロジェクトの権益売却へ 5.75億ドル

Reuters

発行済 2022年03月30日 09:11

更新済 2022年03月30日 15:09

[30日 ロイター] - 多額の債務を抱え経営難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団は、東部の浙江省杭州で建設中の「水晶城」プロジェクトの権益を36億6000万元(5億7545万ドル)で国有企業2社に売却する。香港証券取引所への30日の提出文書で分かった。

売却するのはプロジェクトの国有建設用地使用権のほか、建設中の建物の所有権。

売却益について、水晶城を含む杭州のプロジェクトの建設費9億2070万元の返済や運転資金に充てるとし、権益売却で約2億1600万元の利益を見込んでいると説明した。