日経平均は大幅続落、27000円割れ、米金融引き締めやコロナ懸念

Fisco

発行済 2022年04月07日 16:00

更新済 2022年04月07日 16:15

日経平均は大幅続落。
6日の米国市場でNYダウは続落し、144ドル安となった。
3月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表であく抜け感が漂いつつも、急ピッチの金融引き締めへの懸念が相場を押し下げた。
本日の日経平均もこうした流れを引き継いで317円安からスタートすると、前場中ごろには一時26801.79円(前日比548.51円安)まで下落。
新変異種が確認されるなど新型コロナウイルス感染再拡大への懸念も強まり、後場に入り日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測が出ても戻りは限定的だった。


大引けの日経平均は前日比461.73円安の26888.57円となった。
終値で27000円を下回るのは3月18日以来。
東証プライム市場の売買高は11億8811万株、売買代金は2兆8624億円だった。
業種別では、電気機器、非鉄金属、ガラス・土石製品が下落率上位で、その他も全般軟調。
医薬品、水産・農林業、食料品の3業種のみ上昇した。
東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の89%、対して値上がり銘柄は9%となった。


個別では、東エレク (T:8035)が5%超、レーザーテック (T:6920)が6%超の下落。
米国市場で長期金利の上昇とともにハイテク株が売られた流れを引き継いだ。
その他売買代金上位も郵船 (T:9101)、ソフトバンクG (T:9984)、トヨタ自 (T:7203)、ソニーG (T:6758)など全般軟調で、ホンダ (T:7267)やアドバンテス (T:6857)の下落が目立った。
ホンダは一部証券会社の投資判断引き下げが観測された。
エアトリ (T:6191)などは新型コロナ感染再拡大への懸念から急落。
また、サインポスト (T:3996)などが東証プライム市場の下落率上位に顔を出した。
一方、アステラス薬 (T:4503)が5%超上昇し、武田薬 (T:4502)や7&iHD
(T:3382)も堅調。
景気の影響を受けにくいディフェンシブセクターに逃避資金が流入したようだ。
ビックカメラ (T:3048)は業績上方修正を好感した買いが入り、決算発表のベルシス24 (T:6183)は東証プライム市場の上昇率トップとなった。

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