日経平均は反落、米金利上昇でグロース株売り、海外株安も重し

Fisco

発行済 2022年04月11日 16:02

更新済 2022年04月11日 16:15

日経平均は反落。
8日の米国市場でNYダウは続伸し、137ドル高となった。
インフレ・金融引き締め観測を背景に金利が幅広い年限で上昇し、景気の影響を受けにくいディフェンシブ株などが買われたものの、ハイテク株は軟調に推移した。
週明けの東京市場でも値がさグロース(成長)株を中心に売りが先行し、日経平均は108円安からスタート。
寄り付き後は押し目買いが入り、前場中ごろにプラス転換する場面もあったが、海外株安を受けて後場には一時26720.46円(前週末比265.34円安)まで下落した。


大引けの日経平均は前週末比164.28円安の26821.52円となった。
終値としては3月17日以来の安値となる。
東証プライム市場の売買高は11億4889万株、売買代金は2兆5014億円だった。
業種別では、精密機器、情報・通信業、電気機器が下落率上位だった。
一方、電気・ガス業、水産・農林業、銀行業が上昇率上位だった。
東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の65%、対して値上がり銘柄は33%となった。


個別では、ソフトバンクG (T:9984)、レーザーテック (T:6920)、ファーストリテ (T:9983)が2%超下落し、ソニーG (T:6758)は4%近い下落。
東エレク (T:8035)も軟調だった。
中小型・新興グロース株はさらに売りがかさみ、SHIFT (T:3697)やベイカレント (T:6532)
が大きく下落。
決算発表のキユーピー (T:2809)や前期業績を下方修正したドトル日レス<
3087>も売りが出た。
決算反応が注目された安川電 (T:6506)は結局3%の下落で終了。
また、前週大きく買われていたピアラ (T:7044)などが東証プライム市場の下落率上位に顔を出した。
一方、米金利上昇で三菱UFJ (T:8306)が2%超上昇し、トヨタ自 (T:7203)や郵船 (T:9101)は小じっかり。
東京電力HD (T:9501)は東証プライム市場の上昇率トップとなった。
岸田文雄首相が再生可能エネルギーや原子力を活用していく方針を示し、商いを伴って急伸した。
業績上方修正のサカタのタネ (T:1377)や決算発表のカーブスHD (T:7085)も大きく買われた。

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