日経平均は4日ぶり大幅反落、一時600円超安、米金融引き締め意識

Fisco

発行済 2022年04月22日 15:55

日経平均は4日ぶり大幅反落。
21日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反落し、368ドル安となった。
パウエル連邦準備理事会(FRB)議長が討論会で5月の0.5pt利上げを示唆するなど、FRB要人から金融引き締めに積極的な発言が相次ぎ出て、金利上昇とともに幅広い銘柄で売りが広がった。
本日の日経平均もこうした流れを引き継いで355円安からスタートすると、朝方には一時26904.38円(前日比648.68円安)まで下落。
その後は買い戻しも入ってじりじりと下げ幅を縮めたが、戻りは限定的だった。


大引けの日経平均は前日比447.80円安の27105.26円となった。
東証プライム市場の売買高は9億7940万株、売買代金は2兆3877億円だった。
業種別では、非鉄金属、鉱業、海運業が下落率上位で、その他も全般軟調。
一方、保険業、空運業、陸運業の3業種が上昇した。
東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の84%、対して値上がり銘柄は14%となった。


個別では、売買代金トップのレーザーテック (TYO:6920)が5%近い下落。
米金利上昇がグロース(成長)株の重しとなり、前日の米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下落した流れを引き継いだ。
その他売買代金上位でもソフトバンクG (TYO:9984)、郵船 (TYO:9101)、東エレク (TYO:8035)、トヨタ自 (TYO:7203)、ソニーG (TYO:6758)などが軟調。
決算が注目された日本電産 (TYO:6594)はもみ合いとなり、小安く引けた。
また、戸田工 (TYO:4100)などが東証プライム市場の下落率上位に顔を出した。
一方、再編提案の募集を発表した東芝 (TYO:6502)
は4%超、決算が好感されたディスコ (TYO:6146)は3%超の上昇。
4月度売上が堅調だった西松屋チェ (TYO:7545)も急伸した。
また、米ファンドKKRによる買収が報じられた日立物流 (TYO:9086)は買い気配のままストップ高比例配分となり、同社株を保有するSGHD (TYO:9143)
にも買いが入った。

アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存