マースク通期業績見通し上方修正、海運好況は下期正常化の可能性

Reuters

発行済 2022年04月26日 20:06

[コペンハーゲン 26日 ロイター] - 海運大手マースクは26日、コンテナ船運賃の高騰を受けて通期の業績予想を上方修正したものの、コンテナ市場が下半期には正常化する可能性があるとの見方を示した。

海運業界では、ここ数四半期、記録的な好決算の発表が相次いでいる。個人消費の急増、新型コロナウイルス流行に伴う米国と中国の港湾混乱、ロシアのウクライナ侵攻に伴う領空閉鎖を受けて運賃が高騰していることが背景だ。

だが、マースクによると、コンテナ輸送量は1─3月に7%減少。今年の世界のコンテナ需要は1%減─1%増に減速する見通しだ。従来予想は2─4%増だった。