(内容を追加しました) [ニューヨーク 6日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 17554.47(+69.94) 前営業日終値 17484.53(+100.69)
ナスダック総合 .IXIC 終値 4638.47(+17.75) 前営業日終値 4620.72(‐2.92)
S&P総合500種 .SPX 終値 2031.21(+7.64) 前営業日終値 2023.57(+11.47)
6日の米国株式市場では、ダウとS&P500が終値で再び最高値を更新した。ドラ ギ欧州中央銀行(ECB)総裁が、ユーロ圏の景気下支えに向け、必要なら追加措置を講 じる用意があると表明したことが追い風となった。
ダウ工業株30種 .DJI は69.94ドル(0.40%)高の1万7554.47ド ル。 ナスダック総合指数 .IXIC は17.75ポイント(0.38%)高の4638.4 7。 S&P総合500種 .SPX は7.64ポイント(0.38%)高の2031.21。
携帯電話向け半導体のクアルコム QCOM.O は8.6%安。同社は来年の中国事業につ いて、反トラスト当局による調査と特許使用料の取り立てをめぐる問題によって業績が悪 化する可能性があるとの見方を示した。 旅行予約サイトのオービッツ・ワールドワイド OWW.N は決算発表を受けて9.2% 下落した。 保険のジェンワース・フィナンシャル GNW.N は38.5%の急落。同社のトム・マ キナーニー最高経営責任者(CEO)は自社の米国生命保険部門の業績に「大きく失望し ている」と述べた。 自然・有機食品小売りのホールフーズ・マーケット WFM.O は12.2%の大幅高。 同社が発表した四半期決算は、市場シェアの拡大や新商品の投入が寄与し、市場予想を上 回る増益となった。
主要株価指数は前日の終値水準を上下する展開となった。景気循環株が好調だったが 、クアルコムの下落が半導体株全体を圧迫した。S&P業種別指数のうち通信株は0.8 %、公益株は1.8%それぞれ下落したが、工業株は1.1%上昇した。 ジョーンズ・トレーディングのチーフ・マーケット・ストラテジスト、マイケル・オ ルーク氏は、ドラギ総裁が金融政策の方針を「一段と明確にしたが、さらに表明されるべ きものがある」と指摘。「ファンダメンタルズではなく、金融緩和への期待に焦点を当て るのは健全ではない」と述べた。 米取引所の合計出来高は約60億株で、過去5営業日平均の73億株を下回った。
騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄1730に対し下げ銘柄132 7(比率は1.30対1)、ナスダックでは上げ銘柄が1557で下げ銘柄は1121( 1.39対1)だった。