ネットイヤーグループ---22年3月期は増収・大幅な増益、既存の受託領域の拡大と新規領域への投資を積極的に推進

Fisco

発行済 2022年05月02日 15:35

更新済 2022年05月02日 15:46

ネットイヤーグループ (TYO:3622)は4月28日、2022年3月期決算を発表した。
売上高が前期比0.2%増の34.16億円、営業利益が同46.1%増の2.05億円、経常利益が同46.4%増の2.05億円、当期純利益が同119.9%増の5.80億円となった。


デジタル技術を用いて製品やサービス、ビジネスモデルを変革する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」に取り組む企業が増加している中、当事業年度を事業再成長の年と位置づけ、既存の受託領域の拡大と新規領域への投資を積極的に進めてきた。
受託領域については、大口顧客の案件が拡大するとともに、大型プロジェクトの効率的な運営等によって人員の稼働率が向上した。
また新しいサービスとして、オンラインサービス等を利用する際の不明点をユーザー自身で解決できる仕組みづくりを通してコールセンターコストの削減や顧客LTVの向上を実現する「セルフサポート支援サービス」を開始している。
新規領域への取り組みとしては、世界で175カ国・170万以上のオンラインショップで採用されているマルチチャネルコマースプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」の導入・活用を支援するサービスを新たに開始した。
国内外のShopifyアプリを紹介する新メディア「Slash App」サイトを開設するとともに、自社アプリの開発に注力し、懸賞品やサンプル品の配送業務の負荷を軽減する「懸賞・キャンペーンサポーター」、売上向上をサポートする「ポップアップ サポーター」等を開発、サービスインした。
今後の見通しとしては、「オンラインとオフラインの垣根のない顧客体験の実現」を重点成長領域及び投資領域として定めて、企業が保有するオンラインとオフラインの個人データの統合活用、マーケティングシステムの構築、運用等のサービスを強化する方針だ。
また、社会課題の解決を目的とした顧客企業の新規事業開発を支援する社会インパクトサービスにも取り組む。


2023年3月期通期の業績予想については、売上高は前期比5.4%増の36.00億円、営業利益は同17.0%増の2.40億円、経常利益は同16.4%増の2.39億円、当期純利益は同71.2%減の1.67億円を見込んでいる。



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