独VW、今年の業績見通し維持 世界展開が供給網制約を緩和

Reuters

発行済 2022年05月04日 15:59

[フランクフルト 4日 ロイター] - ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は4日、今年の業績見通しを据え置くと発表した。世界的な生産ネットワークが奏功し、ウクライナでの戦争や新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による供給網混乱の影響が相殺されているとした。

今年の売上高は8─13%増、営業利益率は7.0─8.5%との見通しを維持。世界的なネットワークを持っていることで、必要な地域やブランドに部品を優先的に回すことができたと指摘した。

ヘルベルト・ディース最高経営責任者(CEO)は「当社には世界の全ての主要な成長・販売市場に大規模な生産能力がある」とし、こうした環境が「現在見られる悪影響の多くを和らげる一助となった」と述べた。