トヨタ、大規模漏水で工場一部停止 19日は約600台減産

Reuters

発行済 2022年05月18日 11:48

更新済 2022年05月18日 20:36

[東京 18日 ロイター] - トヨタ自動車は18日夜、愛知県内の取水施設で起きた大規模な漏水の影響により、約600台を減産すると明らかにした。一部の部品工場がすでに操業を停止し、その部品を使う完成車工場が19日の昼シフトの操業を停止する。

部品の生産を手掛ける本社工場(愛知県豊田市)では18日夕方から断水が発生し、稼働が一時停止。本社工場の部品を使用している豊田自動織機の長草工場(愛知県大府市)の生産ライン2本が19日昼シフトの停止を決定した。夜シフトを稼働させるかどうかは19日に判断する予定。長草工場では、トヨタのスポーツ多目的車(SUV)「RAV4」などを生産している。

18日、19日は中国・上海市のロックダウン(都市封鎖)の影響で部品供給に遅れが出ているため、元町工場(愛知県豊田市)など主力工場の多くが操業停止を決定している。