東芝、ファラロンとエリオットから取締役を受け入れへ=関係者

Reuters

発行済 2022年05月23日 21:32

山崎牧子

[東京 23日 ロイター] - 東芝が、主要株主の米ファラロン・キャピタル・マネジメントと米エリオット・マネジメントからそれぞれ取締役を受け入れることを検討していることが分かった。事情を知る複数の関係者が明らかにした。両ヘッジファンドの発言力が取締役会で高まり、東芝が進める経営再建策に影響を与える可能性がある。

ファラロンは6%超の株式を保有する東芝第3位株主。エリオットも5%弱を保有しているとみられる。関係者3人によると、東芝は6月の定時株主総会で諮る取締役候補について、ファラロンから1人を選任する方向で調整している。さらに関係者2人によると、エリオットからも1人を選任することを検討している。

東芝の広報担当者はロイターの取材に、「現時点では取締役候補者は決定していない」とコメントした。ファラロン、エリオットのコメントは現時点で得られていない。