M&A手数料収入、2─3年で4割増の500億円に=大和証G社長

Reuters

発行済 2022年05月26日 00:09

[東京 26日 ロイター] - 大和証券グループ本社の中田誠司社長は、企業買収・合併(M&A)の助言業務について、手数料収入を今後2―3年で500億円まで拡大させる考えを明らかにした。急ピッチな金利上昇や地政学リスクの高まりなどで市場に不透明感が増す中でも、中規模M&Aの需要は堅調という。

2022年3月期のM&Aの手数料収入は過去最高の352億円となった。中田社長はロイターとのインタビューで、欧米のM&Aでは「過去最高レベルのパイプラインを保有している」といい、今期も引き続き期待できるとした。M&A全体の手数料収入について「まずは500億円を目指す。このペースでいけば、あと2―3年で達成できる」との認識を示した。