中国百度、第1四半期売上高が予想上回る AIやクラウド好調

Reuters

発行済 2022年05月26日 18:29

更新済 2022年05月27日 08:09

[26日 ロイター] - 中国のインターネット検索大手、百度(バイドゥ)が26日発表した第1・四半期決算は、売上高が予想を上回った。

中国国内で新型コロナウイルスが再流行し、それに伴い制限措置が導入されたことで、クラウドや人口知能(AI)商品の需要が拡大した。

第1・四半期の売上高は1%増の284億1000万元(42億2000万ドル)。伸び率は6四半期ぶりの低水準。ただ、リフィニティブIBESのデータによる市場予想平均の278億2000万元を上回った。

純損益は8億8500万元の赤字、1米国預託証券(ADS)当たりでは2.87元の赤字。前年同期は256億5000万元の黒字、1ADS当たり73.76元の黒字だった。

百度は「3月中旬以降、当社の事業は最近の中国での新型コロナウイルス再流行によって悪影響を受けている」と指摘。この問題が短期的に引き続き事業を圧迫するとの見方を示した。

主にオンラインマーケティングサービスやAI構想の製品を提供する「百度核心(コア)」の売上高は4%増だった。