中国アリババの1─3月期、売上高が予想上回る ニッチ販売が好調

Reuters

発行済 2022年05月27日 00:11

更新済 2022年05月27日 12:19

[26日 ロイター] - 中国電子商取引大手アリババが26日発表した2022年1─3月期決算(第4・四半期、3月31日まで)は、売上高が前年同期比9%増の2040億5000万元(303億5000万ドル)だった。リフィニティブがまとめたアナリスト予想の平均1992億5000万元を上回った。

一部のニッチなオンライン販売の需要が高まり、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)を受けた主力事業の不振を相殺した。

売上高の伸びは14年の上場以来最低となったが、売上高と利益が予想を上回ったことを受けてアリババ株は15%急伸した。

クラウドコンピューティング部門の売上高は12%増の189億7000万元。主力のコアコマース部門の売上高は8%増の1403億3000万元だった。

同社は、パンデミック(世界的な大流行)に起因するリスクと不確実性を理由に、新年度の通期見通しを発表しないとした。